名古屋の動物病院 院内勉強会

犬の門脈体循環シャント

ヨークシャテリアの症例です(メス1歳避妊済み)。
食後に身体が震えて怯えているような様子という稟告で他院からの紹介で当院に来院。
血液生化学検査所見では軽度のBUN(尿素窒素)の低下が認められ、またアンモニア濃度の上昇は認められなかった。超音波検査を実施したところ、後大静脈から胃の背側に伸びるシャント血管が確認され、精査のためCT検査を実施。門脈相により門脈ー後大静脈シャントと診断(また肝内門脈枝は正常)した。
手術は、ナイロン糸による完全結紮を選択した(仮遮断時の門脈圧が10mmHgしかなかったため、セロハンによる仮結紮は選択しませんでした)。
術後から半年以上経過しているが、健康状態は良好である(2016.06現在)。




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