猫の胆石および胆管結石
ベンガルの症例です(メス10歳避妊済み)。
間歇的な嘔吐と食欲不振、さらには腹部疼痛により救急で当院に来院。
血液検査を実施したところ、肝臓酵素の数値が上昇およびビリルビンの上昇が認められた(血清は黄色く変色していた=黄疸)。また超音波検査所見では、胆嚢内および各種胆管内(胆嚢管/肝管/総胆管)に結石が認められ、また胆管すべては拡張し蛇行していた。
本症例は疼痛が激しかったこと、さらには各種胆管内に結石があったことから迅速に手術を行った(胆嚢摘出手術および栄養チューブカテーテル留置による胆管ー十二指腸フラッシュ)。術後の経過は良好である。