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第26回中部小動物臨床研究会年次大会

2017年9月24日 第26回中部小動物臨床研究会年次大会@名古屋国際会議場
演題「犬の全434頭におけるシスタチンCの疫学調査」
発表者 小梢 優(松波動物病院メディカルセンター)

中部小動物臨床研究会の年次大会に参加させていただきました。
本研究会は『臨床家による臨床家のための臨床家の発表会』として開催されており、より実践に即した発表会となっております、活発に議論がなされていました。
今回発表させて頂いた内容は、『犬の全434頭におけるシスタチンCの疫学調査』です。

慢性腎臓病については、症状が出る前に早期発見することはなかなか難しいことが多く、通常の検査項目で異常値が出る頃にはすでに腎臓の大部分に負担がかかっていることが多々認められます。
そこで、今回は慢性腎臓病をより早期発見可能と報告されているシスタチンC(血液検査項目)を犬434頭のデータを利用し調査を行い、発表させていただきました。

学会発表
学会発表

学会発表

慢性腎臓病の診断として、血液検査項目のクレアチニン・尿素窒素を利用する機会が多いですが、今回はシスタチンCに注目して調査を行っています。
今回の日本の小動物臨床でのシスタチンCは調査においても、より早期に腎臓の異常を発見することが可能であることが示唆されました。もし、異常値が確認された場合は追加検査・早期の治療に進んでいくことができます。
腎臓については一度ダメージを受けると戻ることはなく、進行していく一方になります。そのため早く見つけてあげることが大変重要になります。
定期的な血液検査を行うことをおすすめいたします。