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こいぬ・こねこ科(小児科)

子犬・子猫期は体の免疫機能も未発達で環境の変化にも影響されやすく、たとえ体が丈夫であっても体調を崩しやすくなります。
成犬成猫では大きな問題ではないことも、仔犬や仔猫の時期は抵抗力が弱いため、重症化することがあります。そのため、いち早く体の異変を読み取ってあげることが必要です。
せっかく迎えた家族が元気に成長してくれるために、どんなことに気をつけなければいけないのでしょうか。

気を付けたい病気・症状

1.感染症

【症状】下痢、嘔吐、発熱、食欲低下など

感染症には細菌、ウイルス、寄生虫などがあります。
細菌・ウイルス感染症は、生まれて2ヶ月までは母乳から得られる抗体によって感染症から守られていますが、それ以降は免疫が切れてしまいます。そのため感染症にかかりやすい傾向にあります。
免疫をカバーしてあげるためにも、混合ワクチンの接種をすることで発症を防ぐことができ、もし発症した場合でも重症化せずにすみます。
寄生虫はその名の通り、体に寄生する虫の事で、母乳から感染することもあります。腸内に寄生する虫は腸を傷つけたり、栄養を奪ったりします。
また虫の種類によっては人間にも感染します。便と一緒に虫の卵は排出されることが多く、まずは検便を受けて寄生虫の有無を確かめましょう
検便からはそれ以外にも今の腸内環境の様子もわかるので、新しい家族を迎えたら検査をしてみることをお勧めします。
寄生虫にはノミダニも含まれます。特に子猫を拾って飼う場合などはノミダニが付いていることがあり注意が必要です。

2.低血糖

【症状】元気がなくなる、ぐったりする、痙攣など

低血糖とは、体の血糖値が下がってしまうことでエネルギーである糖が足りない状態です。
もともと食が細かったり、何らかの感染症などで長時間ごはんが食べられなかったり、過度な運動などがきっかけとなり発症します。
低血糖症を起こさないためには、少なくとも1日3回(6~8時間おきに)ごはんを与えましょう。食欲が落ちてきたなどの症状も注意してください。
低血糖状態になってしまうと、非常に危険な状態ですので一刻も早く対処する必要があります。

3.誤食

【症状】数回以上の嘔吐、食欲低下、便秘、下痢など

誤食とは、本来動物が口に入れるべきではないものを食べてしまうことです。
好奇心旺盛は仔犬・仔猫は、家の中でも、散歩中でも、気になるものがあれば触ったり、噛んでみたりしたあと、そのまま食べてしまうこともあります。
例えば、おもちゃや石、タオルの切れ端、紐、ネギ類、チョコレート、観葉植物でも、「ちょっとだけなら」と思っていては危険です
閉塞、穿孔、中毒が起こり、最悪の場合は命を落としかねません。物が詰まる場所によってはすぐに症状が現れず、2、3日経ってから症状が現れることもあります 。
食べたところを発見した場合は、すぐに病院に相談することをお勧めします。誤食は、飼い主様が気をつけることで防げるものです。誤食しない環境をつくることが、何よりも大切です。

ペットに与えてはいけない食べ物とは?

予防

子犬や子猫を新しく家族として迎えたら、上で説明したような感染症や寄生虫から守るために必要な予防を行ってあげましょう。

病気の予防

ワクチンについては、子犬は生後4か月頃までに21日ごと3回の混合ワクチン接種を行い、子猫は家族として迎えた最初の年に2回の混合ワクチン接種を行います。
当院では、予防スケジュールを作成し、その他の予防も漏れのないように行うサポート致します。

病院好きになってもらうために

当院では、子犬の頃からパピースクールやキンダーガーデンをご利用をしていただくことで、痛い・怖いなどのイメージの強い病院を楽しいところに変えたいと考えています。
また、子犬のうちからしつけ行うことでわんちゃんも飼い主様も楽しい生活が送れるようにサポート致します。


キンダーガーテン
しつけ教室
パピースクール

シャンプーパック

新しい家族を迎えたら、まずは検診へ!
疑問や不安はぜひご相談ください!!