リハビリテーションで大事なこと
みなさんこんにちは。
今回は私が考える「犬のリハビリにもっとも大事なこと」についてです。
前置きとして、これはあくまで持論です。
一番大事なことは、「その子と仲良くなること」です。
どんな技術があっても
どんな機器があっても
どんな知識があっても
その子が施術者を嫌ったり、怯えたりするようではうまくいきません。
理想的には信頼関係ができあがっている、飼い主様が技術を身に付けて施術できたら良いと思います。ですがそれも無茶な話です。
リハビリを行う子は、手術や治療や入院で痛い、嫌な思いをしている子がほとんどです。
動物病院に良い印象をもつ子は少ないと思います。
私のリハビリのスタートは「懐かせること」です。
やさしい声をかけながらマッサージなど嫌でなく、心地よいことから始める。
注射などの治療には手をかさない。
愛情をいっぱい注ぐ。←これは恥ずかしいので誰もいないところでやります(笑)
こういったことはリハビリテーションを行うようになった以前から、入院看護やトリミングで意識していたことで、それがとても活きてきています。
また違う意味でも良い事があります。
それは飼い主様の不安を軽減できるということです。
長期入院や長期通院で、ペットが嫌がったり、恐がったりすることは、飼い主様にとって不安感となる場合があると思います。
変な言い方ですが、楽しい入院、楽しい通院となるように心がけています。
成果あって、今はいろんな子が懐いてくれて、楽しく仕事ができています。
みんな友達って感じです(笑)
松波動物病院メディカルセンター
山下健太