名古屋で動物病院やリハビリテーションなら

膝蓋骨脱臼のリハビリテーション

今回は小型犬にとても多い「膝蓋骨脱臼(パテラ)のリハビリテーション」についてです。
膝蓋骨脱臼とは、簡単に言うと膝のお皿がはずれてしまう病気です。
一般的には悪さの度合いをあらわすグレード1~5に分けられており、重度の場合は将来的に足が変形してしまったり、靭帯がのびて損傷、断裂の原因になったりというリスクがあります。

そのために予防的に外科手術を行います。
手術をせずのリハビリテーションは、今のところ膝蓋骨脱臼の治療効果として認められていません。
手術後がリハビリテーション対象となります。

何もせずとも普通に歩ける子も多いですが、違和感や臆病な性格から、3本足で生活してしまう子も多いです。

その場合には水中トレッドミルで歩行訓練を行います。
水中では3本足で歩くのは大変なので、自動的に4本で歩くようになります。
浮力で体重を支えて、陸よりも安全に歩行訓練が行えるからです。

こういった方法を取り入れていき、以前よりも手術後に足を使わないという子はいなくなりました。


関係のない話ですが、
私はチワワには不人気なようです…
懐いてくれるのに時間がかかるんですよね…



松波動物病院メディカルセンター
山下健太