名古屋の動物病院 ペットの病気

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子猫を迎えたら~病気について~

松波動物病院(本院) 獣医師
ベッツアニマルクリニック瀬戸 非常勤獣医師
福本 誠

すっかり暖かくなり、春めいてきました。年度もかわり新たな出会いが増えるシーズン。猫の出産時期でもあり、獣医師も子猫との出会いが多くなります。この時期、捨て猫やノラ猫の赤ちゃんを保護されることもあるかと思います。今回は子猫に見られる病気についてお話します。

子猫を迎えたら、顔をまず見てみましょう。くしゃみをしたり、鼻水や目やにが出ていませんか?ノラ猫など外で生まれた子猫には結構多く、ウィルスによる風邪が疑われます。ひどくなると、ゴハンが食べられなくなったりして衰弱してしまいます。放置しておくと慢性化してしまい、くしゃみや鼻水、目やに止まらなくなることもあります。根治させるためには、早めの治療必要です。

次に耳です。ひどく痒がったり、耳の中に黒い耳垢がたまっていませんか?疥癬という耳の中や皮膚に住みつくダニの寄生が疑われます。動物病院に行けば、顕微鏡による検査で発見することができ、適切な処置をすれば完治します。他の猫に感染しますし、人を刺すこともあるので、疑いがあるのなら早めの検査・治療することをお勧めします。

また、一見健康そうな子猫でも、便がゆるくなったり下痢をするコが多く見られます。子猫の下痢の主な理由としては、寄生虫および細菌などの感染によるものと、食事性の2つに分けられます。子猫は生体の防御機構や免疫反応が不充分なため、細菌や寄生虫の感染を受けたときに下痢を起こしやすいのです。その病原体は様々で、カンピロバクターやコクシジウム、回虫などがあります。また、子猫は離乳期にも下痢を起こしやすいので注意が必要です。母乳からそれ以外の食べ物を消化しなければならなくなるため、過食や消化しにくい食べ物の摂取など、わずかな負担によって消化不良を起こしやすいのです。成猫と違って、体力がない子猫の下痢は、生命の危険が伴うこともあります。子猫が下痢をするようでしたら、その便を持って動物病院へ行ってください。便を検査することにより原因を調べることができますし、すぐに対応した治療ができます。

健康に見える子猫でも病気を持っていることもあります。子猫を迎えたら、まず、動物病院で健康診断を受けることをお勧めします。

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