子宮蓄膿症
子宮の中に膿汁が貯留する疾患です。発見が遅れると、死に至ることもある怖い病気です。
避妊手術を行っていない中高齢の雌犬・雌猫は、常にこの病気には注意を払う必要があると考えても良いくらい、とても多い病気です。
食欲不振、元気消失など、はっきりしない症状のこともあれば、陰部から膿や血液のような分泌物がみられることもあります。
「高齢になり、定期的な生理(発情出血)がなくなったのに、また生理のような出血が始まった・・・(犬)」
「なんとなく、お腹が張っている」なども要注意です。
また、飲水量や尿量が増加する、下痢ぎみ、腰がふらつくなどの症状がでる事もあります。
治療法は、基本的には、手術によって子宮と卵巣を摘出する事になります。
避妊手術により子宮と卵巣を摘出していると、この病気にはなりません。