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ペットの防寒対策について:暖房器具使用時の注意編

皆様こんにちは!
今回は寒い時期の「ペットの防寒対策について:暖房器具使用時の注意編」です。

前回も冒頭でお話しましたが、ストーブ、ファンヒーター、ハロゲンヒーターなど足元に置いて使う事が多く、すぐに暖かくなる暖房器具は、ペットのお気に入りとなる事も多いですよね。
スイッチを入れるとすぐに正面に陣取ってしまい、人間の所まで暖が届かないなんて事もあります。
でも、このときに注意しなければならないのが「被毛を焦がすこと」です。

一番の原因は、犬や猫の被毛自体にあります。
皮膚を覆う被毛は皮膚を守るためにある為、暑い空気を適度に遮断して体に伝えます。
その結果、近づきすぎている事に気付かずに被毛を焦がしてしまうことあります。

このように説明すると、毛の長い子ほど危険なように聞こえますが、 この「焦げる」という現象は毛の短い子にも起こります。ネコちゃんも例外ではありません。
「何だか臭いな」と思って周りを見たらウチの子が・・・なんてこともあるようです。


特にネコちゃんは寒いことが嫌いな動物なので、少しでも暖かい場所を確保しようと暖房に近づき、 そして被毛を焦がしてしまうそうです。

また、暖房器具を使う際は「低温火傷」にも注意が必要です。
エアコンやホットカーペット、電気毛布などは、ペットの被毛を焦がす心配はあまりありませんが、いかに最弱の温度設定にしても、姿勢を変えなかったりするワンちゃんネコちゃんの場合は低温火傷になったりします。

もし、暖房器具を使っていて、何か異変があった場合はすぐにご来院下さい。
ご来院が難しい場合お電話でのご相談もお受けしております。可能な限り獣医師が対応させて頂きますが、診察などの状況によってはすぐに対応しかねる場合もございます。ご了承下さい。

いかがでしたか?
正しく暖房器具を使用して、可愛いワンちゃんネコちゃんたちに快適に過ごしてもらいましょう!!



松波動物病院メディカルセンター
日岡春奈